メルカリとラクマの手数料、利用者数、機能を詳しく比較。それぞれのメリット・デメリットから、あなたに最適なフリマアプリの選び方まで、初心者にもわかりやすく解説します。賢く使い分けて売上アップを目指しましょう。
フリマアプリを始めたいけれど、メルカリとラクマのどちらを選べばよいか迷っている方も多いのではないでしょうか。どちらも人気のフリマアプリですが、それぞれに特徴があり、使い方によってメリット・デメリットが異なります。
この記事では、メルカリとラクマの基本情報から手数料、機能、使いやすさまで詳しく比較し、あなたに最適なフリマアプリの選び方をご紹介します。
メルカリとラクマの基本情報比較
メルカリの特徴
メルカリは日本最大級のフリマアプリで、2013年にサービスを開始しました。月間利用者数は約2,000万人を超え、圧倒的な市場シェアを誇っています。
メルカリの基本データ
- 運営会社:株式会社メルカリ
- サービス開始:2013年7月
- 月間利用者数:約2,000万人
- 累計出品数:25億品以上
ラクマの特徴
ラクマは楽天グループが運営するフリマアプリで、2014年にサービスを開始しました。楽天ポイントとの連携が大きな特徴です。
ラクマの基本データ
- 運営会社:楽天グループ株式会社
- サービス開始:2014年1月
- 月間利用者数:約1,500万人
- 楽天ポイントとの連携あり
手数料・コスト面での比較
フリマアプリを選ぶ上で最も重要な要素の一つが手数料です。売上に直接影響するため、しっかりと比較検討しましょう。
販売手数料の比較
項目 | メルカリ | ラクマ |
---|---|---|
販売手数料 | 10% | 6.0%+税(実質6.6%) |
振込手数料 | 200円 | 210円(楽天銀行は無料) |
最低振込金額 | 1円〜 | 1円〜 |
ラクマの手数料優位性
ラクマの販売手数料は6.6%で、メルカリの10%と比較すると約3.4%も低く設定されています。例えば、1万円の商品を売った場合:
- メルカリ:手数料1,000円
- ラクマ:手数料660円
この差額は340円となり、高額商品ほど差が大きくなります。
支払い・決済方法の比較
メルカリの決済方法
- クレジットカード
- コンビニ払い
- ATM払い
- キャリア決済
- メルペイ
- Apple Pay
- FamiPay
ラクマの決済方法
- クレジットカード
- コンビニ払い
- ATM払い
- キャリア決済
- 楽天ペイ
- Apple Pay
- 楽天ポイント
利用者数・市場規模での比較
出品商品の売れやすさ
メルカリは利用者数が多いため、商品が見つけられる機会が多く、売れやすい傾向があります。一方で、競合も多いため価格競争が激しくなることもあります。
ラクマは利用者数はメルカリより少ないものの、競合が少ない分、適正価格で売れやすい場合があります。
カテゴリ別の人気度
メルカリで人気のカテゴリ
- ファッション(レディース・メンズ)
- エンタメ・ホビー
- コスメ・美容
- ベビー・キッズ用品
- 家電・スマホ・カメラ
ラクマで人気のカテゴリ
- ファッション(特にブランド品)
- 本・雑誌
- コスメ・美容
- インテリア・住まい
- ハンドメイド
機能・使いやすさでの比較
出品機能の違い
メルカリの出品機能
- 写真を最大10枚まで登録可能
- バーコード読み取り機能
- 下書き保存機能
- 類似商品の価格表示
- 配送料込み価格表示が基本
ラクマの出品機能
- 写真を最大4枚まで登録可能
- バーコード読み取り機能
- 下書き保存機能
- 楽天の商品データベース活用
- 送料別料金設定も可能
検索・閲覧機能の比較
メルカリは検索精度が高く、AIを活用したおすすめ商品の表示機能が充実しています。カテゴリ分類も細かく設定されており、目的の商品を見つけやすい設計になっています。
ラクマは楽天市場のノウハウを活かした商品検索機能があり、楽天会員であればお気に入り機能なども連携して利用できます。
配送・梱包サービスでの比較
メルカリの配送サービス
らくらくメルカリ便
- ヤマト運輸と連携
- 匿名配送可能
- 宛名書き不要
- 追跡サービスあり
- 配送料175円〜
ゆうゆうメルカリ便
- 日本郵便と連携
- 匿名配送可能
- 全国一律料金
- 配送料175円〜
ラクマの配送サービス
かんたんラクマパック
- 日本郵便との連携
- 匿名配送可能
- 全国一律料金
- 配送料179円〜
両サービスともに匿名配送や追跡サービスに対応していますが、メルカリの方が配送オプションが豊富で、料金もわずかに安い設定となっています。
安全性・トラブル対応での比較
取引の安全性
共通する安全機能
- エスクロー決済(事務局が代金を一時預かり)
- 評価システム
- 通報・ブロック機能
- 利用制限機能
メルカリの安全対策
- AI技術を活用した不正検知
- 24時間365日のカスタマーサポート
- メルカリ安心・安全への取り組み認証
ラクマの安全対策
- 楽天グループの信頼性
- あんしん決済システム
- 楽天の長年のEコマース運営ノウハウ
トラブル時のサポート体制
メルカリは専用のヘルプセンターがあり、チャットやメールでの問い合わせに対応しています。ラクマも楽天グループの安定したサポート体制があり、どちらも一定水準以上のサポートを提供しています。
ポイント・特典での比較
メルカリのポイントシステム
- メルカリポイント(期間限定)
- 友達招待で最大10,000ポイント
- キャンペーンでのポイント付与
ラクマの楽天ポイント連携
ラクマの大きなメリット
- 購入で楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントで支払い可能
- 楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)対象
- 楽天市場や他の楽天サービスとポイント共通
楽天経済圏を活用している方にとって、ラクマは非常に魅力的な選択肢となります。
どちらを選ぶべき?使い分けのポイント
メルカリがおすすめな人
- フリマアプリ初心者の方 利用者数が多く、売れやすい環境が整っています
- 多くの人に見てもらいたい方 圧倒的な利用者数で露出機会が多い
- 素早く売りたい方 アクティブユーザーが多く、回転が早い
- 配送オプションを重視する方 配送サービスの選択肢が豊富
ラクマがおすすめな人
- 手数料を抑えたい方 販売手数料が3.4%も低い
- 楽天ポイントを活用したい方 楽天経済圏の恩恵を最大限活用できる
- 競合の少ない環境で売りたい方 メルカリより出品者が少なく、価格競争が緩やか
- 楽天銀行を利用している方 振込手数料が無料
併用という選択肢
多くの上級ユーザーは、両方のアプリを使い分けています。
使い分けの例
- 高額商品:手数料の安いラクマ
- 早く売りたい商品:利用者の多いメルカリ
- ブランド品:競合の少ないラクマ
- トレンド商品:回転の早いメルカリ
まとめ:あなたに最適な選択を
メルカリとラクマは、それぞれに明確な特徴とメリットがあります。
メルカリの強み
- 圧倒的な利用者数と市場規模
- 充実した機能と配送オプション
- 初心者にも使いやすい設計
ラクマの強み
- 低い販売手数料(3.4%の差)
- 楽天ポイントとの連携
- 競合の少ない販売環境
フリマアプリを始める際は、まず自分の販売スタイルや重視するポイントを整理することが大切です。手数料を重視するならラクマ、売れやすさを重視するならメルカリという選択肢に加えて、両方を併用するという戦略も検討してみてください。
どちらのアプリを選んでも、商品の魅力を伝える写真撮影や説明文作成、適切な価格設定などの基本的なスキルは共通して重要です。まずは一つのアプリから始めて、慣れてきたら使い分けを検討するのも良い方法でしょう。